人は正しく落ちることが大切です

本書「堕落論」は、人間の本質を見出そうとする本です。著者である坂口安吾の鋭い洞察力が、人間そのものをあぶり出しています。

武士、天皇、戦争、政治等々、人間を取り巻く人間たちの謀略と功名、そして、堕落、死。堕落論が取り上げるテーマは様々です。

人間は正しく堕落する必要があるのでしょう。堕落とは、単に落ちていくのではないのです。本来の自分を取り戻すためのリセットなのです。

日本人は、美しく堕落することに美学を見出してきたのではないでしょうか。本書「堕落論」を読むと、日本人の魂が浮き彫りにされるような気がします。まさに心が洗われるといった心境です。

男尊女卑の世界から、男女平等の社会に変化し、男女共に堂々と胸を張って生きていくことができる世の中になりました。しかし、人間が本来持つ弱さ、美しさは、どこかに隠れてしまったような気もします。

「堕落論」は、そんな日本人に対して、もう一度原点に戻って目覚めよと諭しているような気がします。

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